岩手県一関市、1918年創業の世嬉の一酒造が1995年に立ち上げたいわて蔵ビール。三陸牡蠣のスタウトや一関産山椒のエールなど、岩手の素材を生かした個性的な一杯で、世界の品評会でも高い評価を重ねています。
ビール
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このブルワリーについて
大正から続く蔵元が醸すクラフトビール
岩手県一関市田村町。黒塀と石蔵が並ぶ広い敷地に、世嬉の一酒造の蔵はあります。
創業は1918年(大正7年)5月1日。初代・佐藤徳蔵が「熊文酒造店」を受け継いで「横屋酒造」を興したのが始まりです。現在の社名になったのは1957年のことでした。
この日本酒の蔵が1995年に立ち上げたビールブランドが「いわて蔵ビール」。酒造りで培った技と、醸造士の経験と知識を重ね合わせたクラフトビールです。定番は8種類、季節限定やオーダーメイド、オーガニックビールまで手がけています。
「世の人々が嬉しくなる一番の酒を」
社名の由来は、1929年に蔵を訪れた閑院宮載仁親王の言葉にあります。「世の人々が喜ぶ酒を造りなさい」。そこから「世嬉の一」と名づけられました。
その理念は今も生きています。「世の人々が嬉しくなる一番の酒を目指す」という言葉のもと、岩手の良さ・すばらしさをビールを通して届けることをミッションに掲げています。
近年は日本酒でも動きがありました。長く共同醸造に切り替えていた清酒の自家醸造を、2023年に約40年ぶりに再開しています。
三陸の牡蠣、一関の山椒、石割桜の酵母
代表銘柄には、この土地でしか生まれない一本が並びます。
「三陸牡蠣のスタウト」は、19世紀末のイギリスで醸されていたオイスタースタウトを復活させたもの。牡蠣の身と殻を使って仕込む濃厚な黒ビールで、2008年のワールドビアカップ銀賞をはじめ受賞を重ねています。
「ジャパニーズハーブエール山椒」は、ホップの一部を一関産の山椒の実に置き換えた一杯。スパイシーで柑橘のような爽やかさがあり、ワールドビアアワードのアジア部門で金賞を獲得しました。
平泉・中尊寺の世界文化遺産登録を祝って生まれた「金色堂ゴールデンエール」、1997年モンドセレクション金賞の「ヴァイツェン」、焙煎モルトの琥珀色が美しい「レッドエール」も定番です。
震災復興を願う「福香(ふくこう)」は、樹齢360年の天然記念物・石割桜から採取した酵母で醸したビール。北里大学との共同開発で、売上の一部が三陸漁業の復興に充てられています。
蔵元レストランと博物館のある敷地で
敷地内には「蔵元レストラン せきのいち」があり、一関のもち文化を伝える「果報もち膳」や郷土料理の「手切りはっと膳」とともに、いわて蔵ビールを味わえます。定番4種を少量ずつ試せる「蔵ビールお試しセット」も用意されています。
営業時間はランチが11:00〜15:00(ラストオーダー15:00)、定休日は基本的に火曜日と水曜日(祝日の場合は営業)。電話は0191-21-1144です。
同じ敷地には1986年開設の「世嬉の一 酒の民俗文化博物館」やcafe徳蔵もあり、ビール工場見学も受け付けています。
営業時間や見学の実施は変わることがあるため、訪問前に公式サイトや公式SNSで最新情報をご確認ください。
ブルワリー情報
Online Shop- 製造元
- 世嬉の一酒造株式会社
- 法人番号
- 4400501000181
- 所在地
- 〒021-0885
岩手県一関市田村町5-42 - 電話番号
- 醸造開始
- 1995年
タップルーム
〒021-0885 岩手県一関市田村町5-42
- 営業時間
- 月・木・金・土・日・祝11:00〜15:00ランチ(L.O.15:00)
- 定休日
- 火曜日・水曜日(祝日の場合は営業)
- 電話番号
蔵の敷地内にある蔵元レストラン。一関のもち文化を伝える「果報もち膳」や郷土料理「手切りはっと膳」とともに、いわて蔵ビールの定番4種を少量ずつ試せる「蔵ビールお試しセット」を提供。同じ敷地に酒の民俗文化博物館・cafe徳蔵があり、ビール工場見学も受け付けている。
