大峯山の登山口に広がる奈良県天川村の洞川温泉街で、伝統薬「陀羅尼助丸」の老舗・銭谷小角堂が2023年に開いた醸造所。名水百選の「ごろごろ水」で仕込み、地元のキハダなどを生かしたビールを立ち飲みで楽しめます。
ビール
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このブルワリーについて
洞川温泉街の小さな醸造所
洞川温泉醸造所(どろがわおんせんじょうぞうしょ)は、奈良県吉野郡天川村洞川にあるクラフトビール醸造所です。2023年に誕生したマイクロブルワリーで、温泉街のほぼ中央に醸造所とタップルームを構えています。
洞川温泉郷は、奈良県の南部、標高約820メートルの山里にあり、修験道の霊峰・大峯山の登山口に広がる温泉街です。山上川沿いに純和風の木造の旅館や民宿、土産物店が軒を連ね、夜にはふんわりと輝く提灯の明かりが、どこか懐かしい情緒を添えています。
陀羅尼助丸の老舗が始めたビール
洞川温泉郷には、古来から愛用されてきた和漢胃腸薬「陀羅尼助丸(だらにすけがん)」を製造・販売する店が10軒以上あります。その1軒で、代々陀羅尼助丸を売り続けてきた有限会社銭谷小角堂が、新しい事業として始めたのが洞川温泉醸造所です。
地域の観光を活性化させようと、まずはクラフトビールの販売から事業を展開し、2022年には南都銀行のビジネスコンテストで創業賞を受けて、自社での醸造に向けて準備を進めました。代表の銭谷貴大さんは、「観光客の呼び水となって地域全体の活性化を」と話しています。薬もビールも、「日常を応援する」という気持ちは同じだと考えています。
名水ごろごろ水で仕込む
仕込み水には、環境省の名水百選に選ばれた「ごろごろ水」を使っています。洞川温泉郷から大峯山の登山口に至る参道沿いの、五代松鍾乳洞付近から湧き出る天然水です。原料にはイギリス産とドイツ産の麦芽、アメリカ産のホップを使っています。
「山わらうエール」は、すっきりとした口当たりとホップの苦みが楽しめるペールエールです。名前の「山わらう」は俳句の春の季語で、その爽やかな味わいを春の大峯山に例えています。「山ねむるエール」は、陀羅尼助丸の原料植物であるキハダの実を使った、ポータースタイルの黒ビールで、冬の季語「山ねむる」を冠しています。地元の夏いちごを使ったビールも造っています。
立ち飲みのタップルーム
醸造所に併設したタップルームは、立ち飲みのカウンターだけのスタイリッシュな空間です。旅館の主人や山伏、観光客が肩を並べて語らう姿も見られます。瓶ビールは近くの銭谷小角堂の店舗や、オンラインショップでも購入できます。
営業時間や提供中の銘柄は変わることがあるため、訪問前に公式サイト・SNSでご確認ください。
ブルワリー情報
- 製造元
- 有限会社銭谷小角堂
- 所在地
- 〒638-0431
奈良県吉野郡天川村洞川226 - 電話番号
- 0747-64-0046銭谷小角堂
- 醸造開始
- 2023年
設備・サービス
- タップルーム併設
- あり醸造所併設の立ち飲みタップルーム
