廃校となった小学校の体育館を改装し、釧路湿原に隣接する鶴居村で醸造を行うブルワリーです。各地で醸造所の立ち上げに関わってきた植竹大海さんが代表を務め、醸造工程を見学できる施設としても設計されています。
ビール
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このブルワリーについて
廃校の体育館が醸造所に
釧路湿原に隣接する鶴居村は、豊かな自然とのどかな酪農地帯が広がる村です。タンチョウが生息する土地としても知られています。
その一角に、2004年に81年の歴史を閉じた旧茂雪裡小学校があります。その体育館を改装して生まれたのがBrasserie Knotです。
天井が高く、建物の中に柱がない体育館は、醸造所の条件にぴったりでした。廃校の活用という点も、掲げるコンセプトに合っていたといいます。
「結び目」という名前
Knotとは結び目を意味する言葉です。
自分たちのビールが、アウトドア、釣り、音楽、ハンティング、地域といったさまざまなカルチャーとの結び目になってほしい。その思いが名前に込められています。掲げられているのは「ビールと、つなぐ」「ビールで、つなぐ」という言葉です。
代表の植竹大海さんは埼玉県の出身で、東京の専門学校で微生物や発酵を学んだ人です。ビール会社に就職したのち、国内各地で醸造所の立ち上げに関わり、複数のブルワリーで醸造長やヘッドブルワーを歴任しました。さらに技術を磨くためカナダへ渡りますが、コロナ禍でやむなく帰国。それならば自分でと決意し、醸造所の少なかった道東に拠点を構えます。2021年、家族で鶴居村へ移住しました。
主張をしすぎない、寄り添う味わい
仕込み水に使われるのは、茂雪裡地区の水源である阿寒岳の伏流水です。
目指しているのは、主張をしすぎない、寄り添うような味わい。フラッグシップは、大麦麦芽をベースに小麦麦芽とオーツ麦芽を使い、コリアンダーシードとオレンジピールを副原料に加えた一本です。柔らかな口当たりと白く淡い濁り、穏やかな苦味と酵母のフルーティーな香りが調和しています。
アメリカンペールエールを再解釈したビールもあり、モルトやカラメルの風味を最小限にとどめ、ホップのアロマと軽やかなボディを際立たせています。定番は道東限定を含めて5種類。村で収穫されたブドウを使った限定品も登場します。
見学できる醸造所
この醸造所は、単にビールを造る場ではなく、醸造工程を見学できる施設として設計されています。
工場の一部が見学通路になっており、タイミングがよければ仕込みや缶詰め、樽詰めの作業を見ることができます。ビールの造り方やクラフトビールに関する解説パネルも設置されています。
併設の直売所では、缶ビールと20タップからの量り売り、グッズを扱っています。飲食スペースはありません。麦の殻などは牛の飼料として、村の基幹産業である酪農に還元されています。醸造所の立ち上げを検討する人へのコンサルティング事業も手がけ、ブルワー不足の解消に向けた後進の育成にも力を入れています。
ブルワリー情報
Online Shop- 製造元
- 株式会社Knot
- 所在地
- 〒085-1213
北海道阿寒郡鶴居村茂雪裡69-8 - 営業時間
- 月・火・水・木・金12:00〜15:00併設の直売所
- 土・日・祝11:00〜16:00併設の直売所
- 定休日
- 不定休
- 醸造開始
- 2022年
設備・サービス
- タップルーム併設
- なし併設の直売所は缶・量り売り・グッズのみ(飲食スペースなし)
- 量り売り
- あり直売所で20タップからの量り売りあり
